庭園を守るお仕事通信5月号【植生班】
本日は、植生班の5月の作業から「ツツジの剪定」をご紹介します。
園内には、約3100株のツツジの植栽があります。今年は八重桜が咲いている4月中旬から咲き始め、5月の初旬まで赤、ピンク、白のツツジが園内各所を彩っていました。
翌年も花を咲かせるために、植物に応じて剪定時期を選ぶ必要があります。
ツツジは開花してから、翌年花を咲かせるための花芽をつけるまでの期間が短い植物なので、花が終わったらすぐに剪定を行います。園内にあるツツジを一気に剪定して翌年の花芽を切らないようにします。
ツツジ山や日本庭園、整形式庭園近く等は丸く形を整え、生垣のツツジは角をつけて整えていきます。
まずは大きな刈り込み機で大まかにカットをしていきます。
次に小さな刈り込み機で綺麗に整えていきます。
刈り込んだ後に残った葉や枝は残しておくと枯れて茶色くなり、見栄えが悪いだけでなくカビの原因になり植物の健康にも悪いので、熊手を使って落としていきます。
作業中は機械類の大きな音やエリア封鎖などご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。