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新宿高校の生徒の皆さんが奉仕活動を行いました

庭園を守る取り組み

本日、東京都立新宿高校の生徒の皆さんが、新宿御苑で環境整備活動を行いました。新宿高校は、新宿御苑の西側に位置する学校で、2007年より総合的な学習の時間を利用した奉仕活動の授業を毎年実施しています。

お天気に恵まれ、気温20℃を超える陽気の中、午後13時と15時の2班に分かれて活動を行いました。
1班目の1年生12人は温室で使用する土のリサイクル作業に取り組みました。

まずはじめに温室担当スタッフが作業の説明を行い、続いて4人1組の3チームに分かれました。
ビニールハウス内で天日干しした土を外に運び出し、根っこに絡んだ土を落としたり、ふるいを使いながら、土、軽石、枯れた植物ごとにより分けました。

新宿御苑の温室ではリサイクルの一環として、植物を育てるために使用した土も捨てずに殺菌・消毒と選別を行い、腐葉土や肥料で整えた後、ふたたび植物の栽培に使用しています。

2班目の1~2年生32人は風景式庭園の小石、小枝拾いを行いました。

風景式庭園は芝生に樹齢100年を超える巨樹がたたずむ牧歌的な景観が特徴です。芝生の管理には芝刈機を使いますが、刃を傷めないよう、あらかじめ小石や小枝を拾っておくことも大切な作業のひとつです。

集めた小枝もゴミとするのではなく、園内の樹林地に戻し、自然循環の資源としてリサイクルします。
近年は世界的にも環境問題が強く意識されており、地球への環境負荷を減らし、自然と共存したライフスタイルが求められています。廃棄するものを最小限にしたり、別の形に再利用するなど身近なところから出来ることも沢山ありますね。

これから桜シーズンとなり、一年でもっとも華やかな季節をむかえる新宿御苑ですが、美しい庭園の維持管理はたくさんの人々によって支えられています。
生徒の皆さんにも、本日の取り組みが新宿御苑の豊かな自然と歴史を守る力になると感じていただけたのではないでしょうか。
新宿高校の生徒の皆さん、ありがとうございました。

新宿御苑ではこれからも庭園の豊かな自然の保護育成と、環境保護のための取り組みを進めてまいります。

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