自然にふれる
野生生物(皇居外苑)
お濠に飛来する冬の渡り鳥
皇居を取り巻く多くのお濠には、冬になるとホシハジロやヒドリガモ、ヨシガモなど多数の渡り鳥たちが飛来してきます。
植物(皇居外苑)
クロマツ林
皇居前広場には、数千本のクロマツが、東京湾に浮かぶ小島に見立てた島々に植えられています。皇居の深い森と対照的に、開放的かつ荘厳な雰囲気の国民公園皇居外苑の景観となっています。皇居正門と坂下門との間には植樹帯があり「御親臨台」と呼ばれています。
四季・花と緑
馬場先地区のお濠側土手にはハナノキが5本あり、まだ葉が出る前の早春に紅色の花を開きます。4月半ばを迎えると土手側に20本近いサトザクラ(八重)の品種「一葉(イチヨウ)」が咲き出します。皇居前広場のお濠端には多くのシダレヤナギが植えられ、しなやかに垂れた枝と黄緑色の明るい葉の色合いが実によくお濠の水辺の景観にマッチし、夏の風物詩となっています。
野生生物(北の丸公園)
渡来してくる冬鳥ユリカモメ(千鳥ヶ淵)
寒くなると冬枯れの千鳥ヶ淵にユリカモメが群れて集まってきます。日本でみられる小型カモメ類のほとんどがこのユリカモメと考えられています。昔から和歌などで「都鳥」と詠まれている一つは、このユリカモメのことで、東京都の「都民の鳥」(1965)ともなっています。
お濠に飛来する冬の渡り鳥
皇居を取り巻く多くのお濠には、冬になると多数の渡り鳥たちが飛来してきます。近年はキンクロハジロが圧倒的に多くみられます。
植物(北の丸公園)
千鳥ヶ淵の桜を一望に
千鳥ヶ淵沿いには、約200本の桜が植えられています。ほんのりとピンクがかったソメイヨシノ独特の艶やかさでこの濠一帯が覆いつくされてしまいます。この桜を北の丸公園側石垣からも見ることができます。
花木園の四季の花木
2月下旬頃からカンザクラが咲き始め、
3月に入ると清楚なハクモクレンが咲き始めます。
4月半ばには紅紫色の鮮やかなハナズオウ、
5月半ばにはカラタネオガタマと賑やかです。
夏には、タイサンボク、ムクゲなどが美しい花を咲かせます。
秋には、モッコクの実やハナミズキの実がなります。
冬も2月ごろにはマンサクが開花し、春への待ち遠しさと期待が高まります。