【1/11】皇居前広場の魅力
お正月には、一般参賀に訪れた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
新年をあの特別な雰囲気の中で迎えるひとときは、とても貴重な体験ですよね。
実は、皇居前広場はお正月だけでなく、普段からその魅力を感じられる場所でもあります。
今回は、そんな皇居前広場のおすすめスポットをいくつかご紹介したいと思います。
桜田門
正式には、旧江戸城外桜田門と呼ばれ、1961年(昭和36年)に国指定重要文化財に登録されました。
内桜田門(桔梗門)、平川門とともに、枡形門の典型な形式を見ることができます。
普段から多くの人々が行き交い、賑やかな雰囲気が漂う場所です。
二重橋
皇居前広場の人気スポットの1つ「二重橋」。
手前にある石造りの橋「皇居正門石橋」を二重橋と思われるかもしれませんが、
実際の二重橋はその奥にある橋「皇居正門鉄橋」のことです。
「皇居正門鉄橋」の名前は、1614年(慶長19年)に木造の二重構造で建設されたことが由来しています。
坂下門
普段は宮内庁の職員が使用する出入口ですが、
一般参賀や春・秋の乾通り公開時には通行することができます。
江戸時代には、この門前の橋を渡り、枡形門を抜けて左手の坂を登ると、西の丸御殿(現在は宮殿)がありました。
門が西の丸の坂下に位置していたことから、坂下門と呼ばれるようになったそうです。
明治時代になると、門前の橋や高麗門は撤去され、さらい奥にあった渡櫓門の向きを90度変え、現在の位置に移築されました。
楠木正成像
外苑の一角には楠木正成の銅像があります。
二重橋を正面に見据えるこの像は
楠木正成公が1333年(正慶2年)隠岐の島から還幸途次の後醍醐帝を兵庫の道筋でお迎えした折の勇姿を象ったもので、
東京三大銅像の1つになっています。
楠木正成像のすぐ前には、「楠公レストハウス(休憩所)」があります。
店内には、ここでしか手に入らないオリジナル商品が豊富に揃っている「楠公売店」も併設されています。
皇居前広場を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。