【4/11】桜田門と二重橋の魅力
春らしい陽気が続き散策するには最適な季節がはじまります。
今回は皇居周辺で人気スポットの桜田門・二重橋のご紹介です。
桜田門駅(出口3)を出てすぐ目の前に位置する桜田門。
目前に広がる桜田濠は皇居周辺の濠の中では最大規模です。
桜田門は江戸時代からの遺構として枡形門の典型的な形をみることができます。
枡形門とは優美な高麗門(写真右手)と防御に役立つ渡櫓門(写真左手)からなり
敵が襲撃する際に直進できないような作りになっています。
元和6年(1620)にこの門の石垣と枡形が完成し、寛永13年(1636)に修築され現在の形となりました。
桜田門は正式には「旧江戸城外桜田門」といい、昭和36年に国指定重要文化財に指定されました。
現存するものは寛文3年(1663)に再建されたものといわれています。
渡櫓門を抜けるとその先には皇居の雄大な敷地に植えられた松とビル群が立ち並びます。
都心とは思えないような開放的な空間が特徴的な広場です。
濠沿いに進んでいくとその先に二重橋が見えてきます。
手前にある「皇居正門石橋」と奥にある橋を合わせて二重橋と思われる方も多いかもしれませんが
二重橋と呼ばれている橋は奥に見える「皇居正門鉄橋」のことを言います。
二重橋の由来は江戸当時、木造で橋桁の位置が高かった為、一段下に補強用の橋桁を設けて
二段構造の橋になっていたことが名前の由来とされています。
橋の奥には優美な姿をした伏見櫓をみることができます。
濠・橋・石垣に大きな森と調和した美しい姿は絶景の写真スポットです。
皇居散策に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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