(写真:桜田濠)

 

梅雨明け前から全国的に猛暑が続いていましたが、

暑さは勢いを増し8月を迎えようとしています。

 

今回は夏の皇居外苑を短時間でお楽しみいただけるコースをご紹介します。

 

桜田門

皇居外周のお濠の中で最も広大な桜田濠。

その傍らに昔と変わらない姿で佇んでいるのは旧江戸城外桜田門です。

1961年に国の重陽文化財に指定されています。

 

枡形門

桜田門は「枡形門」という

江戸時代の戦略的な門の形式を見ることができます。

枡形門は枡形の広場を挟むように「高麗門」と「櫓門」の2つの門が設置されており

襲撃された際に直進できないよう足止めをする状況を想定しつくられています。

 

門を抜けると目の前には松と高層ビル群が見えてきます。

ここで注目していただきたいのは、濠の水面に映し出される

もうひとつの世界。

風がなく晴れた日は特に美しいようです。

 

桜田門から濠沿いを進んで行くと2~3分ほどで見えてくるのが二重橋と伏見櫓です。

手前にある橋が二重橋と思われがちですが、手前の橋は「皇居正門石橋」。

奥に見える「皇居正門鉄橋」が、「二重橋」になります。

※江戸時代濠から橋を設置する位置が高すぎたため、橋桁を設け二重構造に見えたことが名の由来

 

真正面からみると分かりずらいですが、

少し離れた場所から眺めると2つの橋を見比べることができます。

 

二重橋前に設置されているブロンズ製の高欄はアカンサス(ハアザミ)の葉がデザインされています。

明治21年に完成した明治宮殿へのアプローチとして造られ平成8年に原形のまま改修されました。

 

桜田門・二重橋スポットはいかがでしたか?

皇居前広場は日陰がないので散策の際は暑さ対策を忘れずにお越しください。

 

最寄り駅　桜田門駅　3番出口すぐ