乾通りの紅葉
(写真:坂下門)
乾通りは坂下門から乾門に向かって皇居内を南北に走る約600メートルの通りです。
2014年上皇陛下の傘寿を記念にはじめて公開され、その後は春と秋の時期のみ、通り抜けが行われてきました。
新型コロナウイルスの影響により休止されていましたが、今回3年ぶりの「乾通り一般公開」となりました。
(写真:富士見櫓)
坂下門を抜けて右手奥に見えるのが富士見櫓です。
富士見櫓は江戸城の中でも高い位置にあり名前の通り当時はここから富士山が見えたそうです。
通りには8種類、およそ70本の色とりどりのモミジが植えられています。
途中に位置している「局門(つぼねもん)」
「局」とは宮殿における女官や女房などここに仕えていた女性の居室のこと。
(下道灌濠)
道灌濠は現在、上・中・下に分かれていますが、昔は繋がっていたそうです。
緑が濃い中に赤や黄色が映え、より紅葉が美しくみえますね。
(乾門)
こちらが乾門です。
門を抜けますと乾通りは終了です。
(北桔橋から望む乾通り)
乾門から道路を挟んだ先には北の丸公園、右手の濠沿いに進むと東御苑へと向かいます。
どちらも紅葉が見ごろなので乾通りの後に散策してみてはいかがでしょうか?
乾通り一般公開は12月4日(日)まで開催しています。
例年とは異なり坂下門から乾門へ抜ける一方通行となりますのでお越しの際はご注意ください。
宮内庁 乾通り一般公開について
⇒https://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r04aki.html