夜の皇居
汗ばむような暑い日もありますが、暦の上では秋になり、日没時間も早くなってきた今日この頃。
9月といえば中秋の名月ともいう十五夜をイメージされる方も多いかと思いますが
旧暦では15日の満月を十五夜といっていたのですべての月に十五夜がありました。
旧暦で秋は7・8・9月ですが、「中秋」とは秋の真ん中をさし
8月15日ごろの月が一番きれいに見えることから「中秋の名月」が一般的に「十五夜」と呼ばれるようになったと言われています。
現在は新暦に直すと9月中旬ごろが「中秋の名月」になります。
今回はそんな「月」にちなんで夜の皇居周辺の夜景をご紹介します。
桜田門
桜田門外の変で有名な国の重要文化財でもある旧江戸城外桜田門(通称:桜田門)。
夜はライトアップされているのをご存じでしょうか?
門の中をくぐり、皇居広場へぬけることができます。
歴史遺構の幻想的な雰囲気が楽しめる、是非お立ち寄りいただきたいスポットです。
(ライトアップ時間 日没から21時)
二重橋
桜田門を抜けると目の前にはクロマツ群が広がっており、左手に進むと二重橋があります。
夜は少し見づらいかもしれませんが、奥には伏見櫓をみることができます。
昼間とは違った静けさが当時の重圧感を感じさせます。
そして皇居と反対側を向くと都会ならではのビル群の夜景を見ることができます。
皇居前広場には高い建物がないので上を見上げると天気が良ければ星をみることができるかもしれません。
二重櫓
皇居を左手に真っ直ぐ広場を進んでいくと桔梗門がみえてきます。
その奥には華やかなビル群広がっています。
二重櫓とビル群の組合せは時代の流れを感じさせる建造物の組合せです。
和田倉噴水公園
道路の向かい側にある公園が和田倉噴水公園です。
噴水もライトアップされており昼間とは違った幻想的な雰囲気を感じることができます。
(ライトアップ時間 日没から21時)
和田倉噴水公園の中を進み和田倉濠方面に向かうと石垣が現れます。
その先に、当時の面影を残した和田倉橋を渡ることができます。
和田倉濠沿いを進み、行幸通りに向かってみてください。
行幸通りの中央に立ち、ぐるりと周囲を見渡してみると、
一方は皇居の静けさを感じる落ち着いた雰囲気が漂い
もう一方は東京駅界隈の光のまたたきや、賑わいを感じることができます。
夜に皇居周辺に訪れることはなかなかないかもしれませんが
日没時間が早くなる秋から冬にかけて夕方ごろに訪れてみると、昼間とは違った雰囲気を楽しめると思います。
散策の際は暗いので、足元にはお気をつけてお楽しみください。