皇居周辺で見られる夏の昆虫
(写真:ムクゲ)
夏といえば海や山に出かけて虫取りをされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ皇居外苑でも多くの生き物を観察することができます。
今回は「夏といえばこの昆虫!」をご紹介です。
夏になるとどこにいても聞こえてくるのが「セミ」の鳴き声ですね。
皇居周辺や北の丸公園を散策していてもよく聞こえてきますが
セミと一言でいっても種類によって色々な鳴き声を聞くことができます。
よく耳にするのはミンミンゼミやアブラゼミなどの
「ミーン、ミーン」や「ジッ、ジッ、ジー」といった鳴き声ですが・・・
「ジーーー」と透き通るような高い声が聞こえたら
それは透明な羽に黒や茶色の褐色の体をした、他のセミに比べると小柄な「ニイニイゼミ」です。
うまく木に擬態していますよね。
こちらも小さなセミの「ツクツクボウシ」です。
細長く頭部と前胸部は少し緑色をしており、透明な羽をしています。
何より特徴的なのは「ツクツクボーシ」と聞こえる鳴き声です。
こちらは「クマゼミ」です。
日本に生息しているセミの中では最大とされており6㎝ほどあります。
「シャァ、シャァ、シャァ」と大きな声で鳴き、黒や褐色の体に薄茶色や黄緑色の半透明な羽をしています。
観察しながら歩いているとセミの抜け殻が木にくっついているのを見かけます。
抜け殻をよく観察してみるとセミの種類によって異なる形も大きさも様々。
メスオスも抜け殻で調べることができるので、ぜひ観察してみてください。
皇居周辺は濠に囲まれているので水辺が多いこともありトンボもよく見かけることができます。
こちらはチョウトンボです。
名前の通りチョウのような綺麗な羽をもち、飛び方もチョウに似ていることから名付けられました。
一休みする際は、ぜひセミの鳴き声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
夏場の皇居周辺は暑いので水分補給を忘れずに散策をお楽しみください♪
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