北の丸公園で見られる夏の植物
(写真:ニイニイゼミの抜け殻)
8月も間近。日差しが降り注ぐ日中は人通りが少ない園内ですが、セミたちはいたるところで元気いっばいに大合唱を響き渡らせています。
今回は猛暑に負けずに力強く生きる北の丸公園の植物をご紹介します。
クサギ
7~8月ごろに白やピンク色をした小さな花をたくさん咲かせます。
葉は触ったり傷つくと臭い匂いがするため、この臭い香りが「クサギ」の由来と言われています。
花は葉と対照的に甘い香りするのが不思議です。
コブシ
夏場に実をつけるコブシ。
丸い形ではなくでこぼこしており球状の実がいくつかくっついています。
これは袋実(たいか)と呼ばれる集合果(しゅうごうか)となり
秋に近づくにつれ赤くなります。
サンゴジュ
6月ごろ白い花を咲かせた後に、小さな実がたくさんなります。
この赤い実が「海のサンゴ」に似ていることから名付けられたサンゴジュ。
濃い緑色の葉に赤い実のコントラストが遠くからでも目に留まり
とても綺麗ですよね。
緑豊かな園内は、オフィス街を歩いている時よりも少し涼しく感じます。
夕暮れ時、ベンチで心地良い風を感じると、一日の疲れが癒されるような気がします。
なにかと忙しい日常ですが、日差しを避けて、緑の中で何も考えない時間を過ごすことで良い気分転換になるかもしれません♪