初夏の北の丸公園で見られる植物
少し不安そうな顔をしているスズメに出会いました。
巣立ったばかりの若スズメなのかもしれませんね。
今回は初夏の北の丸公園で見られる植物をご紹介します。
ハナミズキに似ていますがこちらは初夏に開花する「ヤマボウシ」です。
ハナミズキ同様に白く花のように見える部分は総苞片(ソウホウヘン)といいます。
葉が出た後に開花します。新緑の中に白い花が映えて涼しげですね。
こちらはヒマラヤヒザクラの実。
花が散ってしまった後の桜をみると、たまにこのような実をつけた桜を見かけますが
いわゆる「さくらんぼ」です。
普段、私たちが食べるさくらんぼとは品種が異なるため美味しく食べることはできませんが、
鳥たちにとってはご馳走のようです。
園内東側に位置する花木園で白い大きな花を咲かせているのは「タイサンボク」。
花の大きさは30㎝ほどにもなり存在感があります。
高い位置に咲いている場合もあるので、散策する際は上部の方もぜひ観察してみてください。
こちらは「ガクアジサイ」。
中央の小花の周りを大きな花が囲っているのが特徴です。
白い花は装飾花と呼ばれ、厳密には花でなく「ガク」といいます。
中央の細かな花は、開花するとまるで星屑のようで、美しいですよ。
「セイヨウアジサイ」は、ガクアジサイを品種改良した植物。
花のように見える部分は「ガク」といい、本当の花はガクの中央に小さく存在しています。
アジサイが咲きはじめると梅雨の訪れを感じますね。園内各所で見られる色鮮やかなアジサイと雨のコントラストが今から楽しみです♪