ソシンロウバイの上品な香り・・
皇居の深い森と繋がる都会のオアシス「北の丸公園」を歩いているとソシンロウバイの花が咲いていました。
あたりに漂う上品な花の香りに、例年よりも長く感じられた冬の終わりに気づかされます。
今回は北の丸公園の現在の様子をお届けします。
こちらは言わずと知れた“まず咲く花”のマンサクで、中国原産のシナマンサクとは違い日本固有の植物です。
花弁は細くよじれガク片は反り返っています。
踊り子が踊っているようとか、リボンやモップのよう、など様々な印象を与える個性的な姿をしています。
花の咲いている時期はまだ葉が出ていないので、満開時を遠目で見ると樹全体が黄色く色づいているように錯覚します。
こちらは、シナマンサクです。マンサクよりも開花時期が早く前年につけた大きな枯葉を残しながら越冬し、そのままの状態で花弁をつけます。マンサクよりも色が濃く大きな花です。
園内にある休憩所「フォレスト北の丸」前で咲くのは、アカバナマンサク。
花木園で満開を迎えているのは・・・
・・・カンザクラです!!
早咲きで知られるカワヅザクラよりも開花が早く、直径2.5~3.5センチほどの小さめで淡い紅色の一重咲きのサクラです。
カワヅザクラが開花しサンシュユの蕾が開き始めました。
紅梅や白梅も、園内中央の樹林地付近で咲き始めています。
各地にある名所を巡らずとも、皆様のご自宅近くにも早春の訪れを告げる美しい花々が咲いています。
健康維持のためなど、外出する際は安全に十分考慮しつつ、季節の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。(画像はキセキレイです)