【北の丸公園自然情報】春本番への期待
2020年3月6日(金)。前日のような強い北風が吹く事もなく気持ちの良い青空がひろがっています。
普段よりも静かな北の丸公園では例年よりも早く春が訪れていました。
開花の早かった河津桜(カワヅザクラ)は葉が目立っており、現在の桜の見頃はおかめ桜(オカメザクラ)、寒緋桜(カンヒザクラ)、ヒマラヤ緋桜(ヒマラヤヒザクラ)です。
画像は満開のヒマラヤヒザクラに留まる可愛い表情のヒヨドリです♪
それでは、園内で見られる桜の蕾の状況をご覧いただきましょう。
葉と共に白い花を付ける大島桜(オオシマザクラ)。
葉や花に特有の香りを持つため桜餅を包むために用いられている桜です。
こちらは、八重紅枝垂(ヤエベニザクラ)。淡紅色で八重の五弁花を枝垂れで咲かせる桜です。
そして、桜の代表種である染井吉野(ソメイヨシノ)。
暖冬の影響から例年よりも開花が早いだろうと言われるソメイヨシノですが、園内の蕾の様子は『予想よりも少しだけ進みが早い』程度かもしれません。
そのほかで花を付けるのは、まずは白木蓮(ハクモクレン)。ふわふわの毛に覆われている蕾からいつの間にか花を咲かせていました。
枝が弓なりに屈曲して育ち、とてもユニークな形の花弁を枝先に垂れ下がるように咲く、土佐水木(トサミズキ)の黄色い花が目を引きます。
三椏(ミツマタ)の枝はその名の通り枝が三つ又に分かれ、その先に蕾を付け外側の花から咲き始めます。
満開時にはボンボンのような形状になり、独特な香りも楽しむことができますよ。
予報では来週も天候が良いようで、ハナズオウやハナカイドウの蕾も少しずつ膨らんでいきそうです。
最後に、満開のオカメザクラにとまる愛らしいメジロをご覧ください。
春本番への期待を胸に、次回の北の丸公園自然情報もお楽しみに♪