江戸三大祭『山王祭』が開催中です!
平成30年6月8日(金)。梅雨の合間の晴天となった東京では、『江戸三大祭り』の一つである『山王祭』が開催されました。日枝神社の伝統行事であるこのお祭は、2年に一度開催され、本年は「本祭り」の年にあたります。
そもそも『山王祭』の起源は、『日枝神社』にあります。
日枝神社は、古くは江戸山王大権現と称され、天将18年(1590)、徳川家康公が江戸城入城より、江戸城の鎮守である山王社(日枝神社)は爾来(じらい)、将軍家の産土神として江戸300年を通じて東都第一の社として尊敬されました。
山王祭は、その規模は東都随一と称され、京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に日本三大祭りの一つと称され、その祭礼に関わる費用を幕府より支出したことから、「御用祭」とも呼ばれたそうです。
寛永12年(1635)家光公が城の楼上にて神幸行列を御覧になり、これが将軍上覧の初見となります。以後、将軍の上覧は江戸時代を通じて恒例となり、神輿の城内渡卸は106回を数えたのだそう。
皇居・旧江戸城を巡行する日本唯一のお祭りである山王祭。皇居となった今は、坂下門にて皇室の御安泰を祈願します。ここ坂下門前で約30分間に渡る儀式が終了した後、御輿は次の目的地へと出発しました。
『山王祭』に関する今後の詳しい行事日程については、以下のページをご覧ください。