皇居東御苑でバードウォッチング!
一般公開されている皇居東御苑(以下:東御苑)は旧江戸城としての歴史散策の場としてはもちろんですが、武蔵野の自然が残る動植物の観察の場としても全国各地から多くの方が訪れる場所です。
今回は、東御苑の本丸地区で出会った野鳥たちをご紹介します。
こちらは東御苑の頂上で江戸時代の中核「本丸」地区です。文久3年の火災により激しく焼き爛れた箇所が残る『江戸城天守台跡』は、瀬戸内海から運ばれた美しい白石で積み上げられた石垣。大変見ごたえがあります。
本丸地区の南側では、現在センリョウなどが赤い実をつけている「野草の島」や江戸時代に食用とされていた小品種が植栽されている「果樹古品種園」で多くの野鳥たちを観察する事ができます。
こちらは、街中や庭先でも頻繁に見かける「ヒヨドリ」。
まんまるな雄の「ジョウビタキ」。体の下面が派手な赤橙色の為に葉の落ちた冬の森ではよく目立ちます。
のどからお腹にかけてネクタイの様に黒いラインが入る「シジュウガラ」。
愛らしい姿で鼻にかかった低い声でビービービーと鳴く「ヤマガラ」。
・・・残念ながら後姿になってしまった黄緑色の小さな「メジロ」。『梅とメジロ』の季節になりましたね!
場所は変わって、こちらは皇居外苑で江戸時代の三つの遺構(巽櫓・桔梗門・富士見櫓)が望める桔梗濠です。今年もたくさんの渡り鳥がお濠を賑やかにしてくれています。是非野鳥観察を目的に、皇居東御苑、そして皇居外苑へお越しください!
(皇居散策のご休憩には楠公レストハウスをご利用ください。)