北の丸公園で冬の訪れを感じよう
一昨日は東京でこの冬初めての氷点下となりました。マフラーと手袋が手放せないひんやりとした空気に満たされた北の丸公園内では、花々の凛とした姿を楽むことができます。
武道館前の『フォレスト北の丸』近辺で見られるアメジスト色の個性的な姿をしたこちらは、『サルビア・レウカンサ』。ベルベットのような手触りが特徴で、別名『ベルベットセージ』とも呼ばれています。
色鮮やかな紅葉が記憶に新しい園内の芝生広場ですが、現在はすっかり冬の装いです。葉が落ちた木々が池の水面に映って、この時期ならではの景観を楽しむことができますよ。
公園中央に位置する樹林地では冬色の園内でぱっと目を引くナンテンの実を見つけました。お正月の飾りにも利用される縁起のよい植物ですよね。
純白の花びらに黄色の副花冠(花びらの内側にある弁状の付属物)のコントラストが可愛らしいニホンズイセンも、公園東側の吉田茂像近辺でご覧頂く事ができます。
さて、ここで問題。ふわふわの毛布にくるまれたかのようなこちらの蕾。一体何という植物でしょうか?
ヒント①庭や公園に植えられます。②春に芳香のある白い花が咲きます。③中国名の木蓮が名前の元になりました。
・・・・さて正解は?
『ハクモクレン』でした。見頃は3月中旬頃が予想されます。9月には『ぼこぼこ』としたコブの集合体のような、個性的な実をご覧頂く事もできますよ。
北の丸公園では、園内に植栽されている様々な樹木の名前をクイズ形式で楽しむことのできる『グリーンアドベンチャー』が設置されています。のんびりと散策をしながら、少しだけ植物に詳しくなってみるのも良いかもしれませんね。
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