ガイドツアー『秋の北の丸公園で歴史と自然に親しもう!』を開催しました
平成29年11月16日(木)に旧江戸城北の丸地区に位置し晩秋の景観が美しい森林公園「北の丸公園」でガイドツアーが開催されました。
スタート地点は武道館イベントへ向かうお客様で賑わう公園入口のひとつ「田安門」(重要文化財)。江戸城最古の遺構と呼ばれる重厚感ある門を眺めながら、北の丸公園の歴史や門の説明に聞き入りました。
園内に入り、早速目に飛び込んできたのは青空に映える武道館前のイチョウの黄葉。
自然担当のガイドによる手作りの虎の巻では『生きた化石』と呼ばれるイチョウの誕生時期を紹介。恐竜が生まれるもっと前、今から約2億年前には、世界的に多くのイチョウの種類が存在していたそうです。その後気候変動の影響もあり、現在見られる種類は1種類。私たちの身近に当たり前のように存在するイチョウの果てしない歴史に、思いを馳せます。
園内のモミジの紅葉は、木の上部で少しずつ始まっていました。全体が真っ赤に染まる前、まだ緑が残る状態のグラデーションも美しいですね。
今年の見ごろは12月上旬ころ。
色鮮やかな服をまとった公園の木々は、この季節ならではの姿で私たちの目を存分に楽しませてくれます。江戸時代から続く歴史ある土地の貴重な遺構の数々に親しみ、身近な植物の意外で驚くような発見をしながら、約2時間のツアーは盛況のうちに幕を閉じました。
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