台風が過ぎ去った皇居外苑では・・・
都心ではようやく台風が過ぎ去り、久々に傘を差さずに外出できるお天気となりました。大荒れとなった朝の通勤時間帯は嘘のように、昼頃には皇居の上空に綺麗な青空が広がりました。
今回訪れた場所は、皇居外苑のお濠の中でも最大の規模を誇る「桜田濠」の周辺です。桜田濠は皇居外苑の西側に位置し、皇居吹上地区への入り口である「半蔵門」から国の重要文化財に指定されている「旧江戸城外桜田門」の間の歩道より臨む事のできるお濠です。近隣には国立劇場や国会議事堂が位置しています。
歩道沿いに植栽されている「ユリノキ」は、5~6月頃にチューリップのような花を咲かせ、秋には美しく黄葉する落葉低木です。ユリノキの別名は、葉の形が半纏(はんてん)に似ている事から「ハンテンボク」とも呼ばれています。
肝心の黄葉はというと・・・まだ少し早かったようですね。見頃は11月上旬頃と予想されます。金色に色付いた「ユリノキ」並木と広大なお濠のコントラストは、一見の価値ありです。
・・・・ふとお濠に目を向けると、何やらぷかぷか浮かぶ集団の姿が。
カメラをズームにして確認してみると、その正体は毎年冬のお濠の風物詩となっている「渡り鳥」でした。
黒と白のツートンカラーが可愛い「キンクロハジロ」や、「ヒドリガモ」といった野鳥たちが、今年も私たちの目を楽しませてくれます。
明日からは秋らしい行楽日和が続くようなので、気持ちの良い風が吹き抜けるお濠沿いの散策にはぴったりかもしれませんね。
(散策のお供には是非、こちらの自然歩きマップをご利用ください)