平成28年12月3日(土)江戸食付き!秋の皇居外苑・東御苑ガイドツアーが開催されました
今年も残すところあと1か月ですね。
異常気象のせいか天気が安定しない中、ツアー当日の12月3日は空気が澄んで空が抜けるような晴天の日となりました。
今回のツアーは事前予約制でしたが、無事に定員での開催です!!
ツアーに出かける前に楠公レウストハウスにて江戸エコ行楽重を安部総料理長の解説付きでお召し上がりいただきました。
江戸エコ行楽重は、江戸の料理書などに載っている庶民にとっての特別なハレの日、行楽向けの献立を参考に現代の食材を使いながら、当時の料理の特徴を再現しています。
また、エコクッキングの観点からは冷凍食品は使用せず、食材は東京近郊で旬のものを選び、使い捨ての容器ではなく笹の葉や竹皮を用いて、でき居る限りのゴミを出さない工夫をするなど、随所に環境・食育教育に貢献することを目的としています。
今回お召し上がりいただいたのは、行楽重の「会席」です。
江戸時代の「はやずし」や「笹寿司」を食べやすくアレンジして、また箸休めに煮物や焼き魚なども添えて彩り豊かなものとなっております。
見た目はやや少なく見えますが「かなり食べごたえがあった!!」というお声を多くいただきました。
お腹もいっぱいになったところでツアーに出発です!
楠公広場を通り二重橋を目指します。
観光スポットの二重橋・伏見櫓
桔梗門という名前の由来は鬼瓦に太田道灌の家紋である「桔梗」があったからと言われています。
こちらは、大手門の門前、江戸時代には「下馬」というお札が立っていました。
門より先にお共を連れて行ける人数には限りがあり、多くの家臣は下馬先で大名が下乗してくるのを待たざるを得ませんでした。
(その数は大変なもので、彼ら相手に屋台が出るほど)
そこで、家臣たちは出世話や、評判、うわさ話をして時間を潰していたところから「下馬評」という言葉がうまれたと言われています。
大手門の高麗門(一ノ門)と渡櫓門(二ノ門)の間にある桝形広場。
美しい天守台。江戸城に天守閣があったのは江戸初期の50年ほど。
天守台からの武道館側の眺め。
こちらは、本丸側の眺め。
汐見坂からの景観。
二の丸雑木林を歩く皆さん。
そしてツアーの終点地、江戸時代の絵図面を参考に造られた二の丸庭園に到着しました。
とても暖かで風もなく絶好の散策日和となった今回のガイドツアー。二時間以上歩いた疲労を忘れさせてくれるほどの華やかさがありました。
今後とも皆様にお楽しみいただけるガイドツアーを企画してまいりますので、ご興味のある方は是非ご参加ください!
(※ガイドツアー開催情報に関しましては、こちらをご覧ください)