平成28年11月10日(木)に皇居前広場でのんびり歴史・自然散策ガイドツアーを開催しました
今回のツアーはたくさんの遺構が残る皇居前広場を中心に広場に精通するガイドがご案内しました。
ツアーの始まりは東京三大銅像のひとつ、建武中興の忠臣楠木正成(楠公)像です。
高村光雲や岡崎雪聲(おかざきせっせい)らにより約10年の歳月をかけて完成したこちらの像は、住友家別子銅山開坑200年を記念し、住友友忠により宮内省(現宮内庁)に献納されました。
広場に舞い散っていたケヤキの葉。
葉の付け根には丸くふくらんだ種子がついています。
葉をプロペラのように使い種子散布をする植物はとても珍しいのだそう。
二重橋B6出口側に植栽されているシャリンバイ(車輪梅)
和名の由来は、花が梅に似ていて葉が枝先に車輪状に集まる事からだそうです。
日比谷通りと馬場先通りに面している明治生命館。
昭和期に建設された建物として初めて重要文化財に指定されています。
アカンサス模様の繊細な装飾が美しい巨大な列柱。
この画像は、前日(11月9日)に行われた信任状捧呈式の為、明治生命館を通る馬車列の様子です。
正面から皇居前広場へ
玉砂利を歩いていると前日のお馬のひずめ跡が残っていました!
また、二重橋・伏見櫓手前の皇居正門では粛々と交代式が行われていました。
伏見櫓は「月見櫓」とも呼ばれています。
高欄にもアカンサスのモチーフが。
桔梗門前では戦略的な門の形状についてガイドによる詳しい解説が行われました。
そしてツアーは今上天皇ご成婚を記念して創建された和田倉噴水公園へ。
構想では貴重な木橋として残る和田倉橋を渡っての終了を考えておりましたが工事中で叶わず、、、大変残念ではありましたが、のんびりツアーは無事に盛況のもと、終了する事ができました!
おわりに11月10日の行幸通りのイチョウ並木の様子です。