平成28年10月13日(木)。秋を感じる冷え冷えしたお天気の中、和田倉噴水公園・皇居外苑ガイドツアーは始まりました。

今回のツアーは天皇陛下の御成婚を記念して造設された和田倉噴水公園から、江戸城の正門として使用されていた大手門を通り皇居東御苑内を巡ります。

 

 

東御苑には至るところに秋が訪れていました。

入苑してすぐ、三の丸尚蔵館の前にジュウガツザクラと尾花(ススキ)が咲いていました。ジュウガツザクラの見頃は2月まで続きますがススキとともに見られるのはこの時期ならではです。

 

昭和天皇のご発意により造成された二の丸武蔵野林にはクスノキの実やオトコヨウゾメの真っ赤な実が。

 

あまりの可憐さに皆さんから可愛い～の嵐!!

 

足下にはたくさんのどんぐり。

ニイニイニイニイと鳴くヤマガラの声。

 

かなり急な汐見坂。見下ろすと現在はオフィスビルが立ち並んでいますが、江戸時代には遠くの海が眺められたそうです。

       ～遠くなり　近くなるみの浜千鳥　なく音に汐の満ち干をぞ知る～

 

ツアーも終盤になり江戸時代に三度の被却再建がされ明暦の大火で焼失し、今は石垣のみが残る天守台跡へ。

 

平川門で解散となりました。

今回も江戸城の遺構の説明はもちろんですが、自然への知識も豊富なガイドの元、好評の中ツアーを終える事ができました。

今後も「特別史跡江戸城跡」に指定されているここ皇居外苑・東御苑をお楽しみいただけるツアーを企画してまいります。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(写真は10月13日の二の丸庭園の状況です。紅く染まる時期が待ち遠しいですね。)