都心のオアシス・北の丸公園で涼を感じる自然散策♪
関東地方の梅雨明けを目前に、耳に馴染んできた蝉たちの合唱も一層気合が入ってきた様に感じます。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は暑い夏にぴったり!森林公園「北の丸公園」のおすすめクールスポットをご紹介します。
江戸時代は「江戸城北の丸」として、明治から昭和にかけては「近衛師団」の敷地として使用されてきた北の丸公園。昭和44年に昭和天皇の還暦を記念し、森林公園として一般に開放され、現在に至っています。
そんな歴史ある園内に広がるのは、東京の真ん中に位置しているとは思えないほどの広大な緑地空間。多くの樹木が作り出す涼しげな木陰の中のベンチに座れば、視界いっぱいに広がる緑と木々のざわめき、流れる水の音をお楽しみ頂けます。
北の丸公園といえば「日本武道館」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?武道館周辺は歩いたことがあるけれど、公園内を散策した事がないという方は、ぜひ西側(千鳥ヶ淵方面)へ行かれてみてください。
森の中にひっそりと佇む四阿(あずまや)で休憩すれば、都会の喧騒を忘れ、マイナスイオンに包まれながらリラックスできますよ。
四阿(あずまや)側を流れる滝周辺はひんやりとした空気が漂っています。
時折カルガモやカラス、カワセミなどがやってくるこちらの流れ。見ているだけで涼しい気分になりますね。生き物たちにとっても貴重なクールスポットになっているようです。
滝から流れ出た水は、公園中央に位置する池へ。水辺の周りに植栽されたソメイヨシノは、のびのびと広げた枝葉で大きな木陰をつくり、憩いの空間を作り出していました。
ふとすぐそばのガマの葉に目を向けると・・・・
葉にしがみつくコシアキトンボの姿が。体の白い模様から、腰が空いているように見えるので、この名前になったそう。
他にも、池では水中をゆったり気持ちよさそうに泳ぐ亀や鯉、カイツブリなど、様々な生き物を観察することができます。
散策中に聞こえてくる大きな鳴き声の主を探していると・・・・ようやく見つけました!緑の頭に透明の翅でおなじみの「ミンミンゼミ」。
敵に見つからないよう、上手に樹に擬態していますね。
水辺を有する森林公園「北の丸公園」。森林浴はもちろん、池周辺や樹林地をフィールドとした生き物観察にも最適な都心のオアシスです。
散策の際は虫よけスプレーと熱中症対策を忘れずに、自然・文化・歴史が融合する園内で、涼を感じる自然散策をお楽しみください。
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