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新緑の皇居外苑・おすすめ散策コース

四季の風景

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 ここ連日、夏の到来を思わせる暑い日が続いています。今回はそんな日差しが強い日にぴったりの、「皇居外苑・緑いっぱいおすすめ散策コース」をご紹介します。(ゆっくり歩いて約1時間のコースです)

※皇居外苑・東御苑・北の丸公園を散策される際は、以下のマップをご利用ください

自分歩きマップ(歴史)

自然歩きマップ(自然)

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 今回ご紹介するコースの出発地点は東京メトロ九段下駅2番出口より九段坂を上って徒歩3分の場所に位置する田安門(重要文化財)です。

 こちらの門は寛永13年(1636)に建設されたものといわれ、現存する江戸城建築物のうちでは最古のものです。

 

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 田安門をくぐると、かつては江戸城北の丸であった森林公園「北の丸公園」に入園できるのですが・・・。今回は園内に入らず、田安門を左手に見ながらお濠を左回りに進んでいきます。

 写真は淵の堤塘に植栽されているソメイヨシノで有名な「千鳥ヶ淵」。現在はすっかり深い緑に覆われていました。

 

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 そのまま千鳥ヶ淵に沿って左に曲がり、インド大使館のある通りに位置する「千鳥ヶ淵緑道」へ。美しい新緑がどこまでも続き、涼しげな木陰を多くつくりだしています。

 

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 全長約700メートルの千鳥ヶ淵緑道で緑を堪能したら、そのまま淵沿いに進んで半蔵門を目指します。その途中に位置するのがこちら、「千鳥ヶ淵公園」です。多くのソメイヨシノが植裁されているこの公園は、今年の春もたくさんの近隣の皆様がお花見を楽しまれていました。

 

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 千鳥ヶ淵公園を通り抜けると、左手に見えるのは皇居の西端に位置する半蔵門。皇居を取り巻く8つの外郭門の中で最も高台(32.5m)に位置するこちらの門は、江戸時代は戦略上、本丸の背面を守る城防備(城の裏門)としての役割を担っていました。

 

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 半蔵門を過ぎると目の前に広がるのは、皇居のお濠の中でも最大の規模を誇る桜田濠の景観です。

 濠沿いを歩いている途中、ふと歩道脇の樹木を見上げると・・・・

 

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 青々と茂った葉の中から何やらおチューリップのような形をした花を見つけました。

 

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 その正体はユリノキの花。別名「チューリップツリー」とも呼ばれる由来は、この花の形から来ているようですね。

 かなり高い位置で開花しているので気付かずに通り過ぎてしまいがち。是非見上げて見つけてみてくださいね。

 

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 そのままユリノキが立ち並ぶ歩道を下っていくと、遠くに桜田門の姿が見えてきます。桜田門といえば、1890年に大老井伊直弼が水戸浪士に暗殺された「桜田門外の変」が有名ですね。江戸城で最も大きな枡形を持つこの門は、昭和36年に重要文化財に指定されています。

 

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 江戸時代に多くの人々の苦労のもと完成した、美しく広大な桜田濠を眺めながら桜田門に到着しました。

 今回ご紹介した田安門から桜田門までのコースは、歩道や公園に緑が多く植栽されています。各所設置されているベンチで休憩をはさみながら、皇居の特別な景観、歴史、そして自然散策を楽しまれてはいかがでしょうか?

(※桜田門前には地下鉄桜田門駅があります)

桜田門駅から二重橋へ向かうこちらのルートもご参考ください→https://fng.or.jp/koukyo/news_img/2015/12/post-124.html

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