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北の丸公園の重要文化財・田安門のご紹介

皇居外苑の見どころ

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 早いもので、3月も前半が終了しようとしています。昨日、本日と気温は10度前後と上がりませんが、冷たい空気の中にどこか春の気配が感じられるこの頃。

 本日の自分歩き・自然歩きマップ通信は、自分歩きマップに掲載されている、皇居の北側に位置する森林公園、北の丸公園の重要文化財「田安門」をご紹介します。

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 北の丸公園へ入園する際に便利な駅は、東京メトロ九段下駅と竹橋駅。今回は田安門の最寄駅である「九段下駅2番出口」からスタートしましょう。

 

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 2番出口は九段坂の途中に位置しています。出口を出てすぐ左手に広がるのは「牛ヶ淵」。3月の下旬頃には、牛ヶ淵やその隣に位置する千鳥ヶ淵の堤塘に植裁されているソメイヨシノが美しく咲き誇ります。

 

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2番出口から約50メートル程坂を上って行くと・・・・

 

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前方に北の丸公園の看板が見えます。

 

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 看板向かって左手に進むと現れるのが、公園の入り口の一つとなっている重要文化財・北の丸公園の「田安門」です。

 北の丸公園は旧江戸城本丸の北側に位置し、三代将軍家光の時代には、三男長松や家光の乳母であった春日局(かすがのつぼね)、また秀忠の娘である千姫の屋敷があった場所。

 

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 この門は寛永13年(1636)に建てられ、昭和38年に解体修理がされたものです。現存する江戸城建築遺構の中では最古のもので、昭和36年(1961)に国の重要文化財に指定されました。

 

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 徳川家康が命じた江戸城の各門の特徴は「枡形門」であること。

 枡形門とは、写真右の第一の門(高麗門)、写真左の第二の門(渡櫓門)と、その門の間に枡形(四角形)の広場を設け、高麗門から入ってきた敵を渡櫓門を閉めて閉じ込め、鉄砲や槍などで一網打尽にするという戦略的な御門のことです。

 

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 田安門、清水門といった旧江戸城の遺構を残すほか、日本武道館や科学技術館、近代美術館工芸館といった文化施設も多く、自然・文化・歴史が融合したスポットである北の丸公園。1年で最も園内が華やぐこれからの季節、北の丸公園で是非、お花見や歴史探訪をお楽しみ下さい。

 

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