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三つの名所を一度に撮れる!巽櫓・富士見櫓と桔梗門

皇居外苑の見どころ

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一年で最も過ごしやすく爽やかな季節、本格的な「秋」の到来ですね。気温も湿度も丁度良く、「外に出なければもったいない!」・・自然とそんな気持ちになってきます。さあ、「自分歩きマップ」「自然歩きマップ」を片手に皇居散策へ出かけましょう!

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今回の自分歩き・自然歩きマップ通信は、皇居外苑を訪れたならば是非ご覧頂きたい、「櫓の城郭美」をご紹介したいと思います。早速皇居外苑楠公レストハウスから出発です。

 

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楠公レスハウスの正面には、本日も皇居の方角をまっすぐ見据える楠木正成像の姿が。大きな御影石の台座(高さ4.35メートル)の上に据えられているこの像は、上野の西郷隆盛像、靖国神社の大村益次郎像と合わせて、東京の三大銅像の一つとして有名です。

 

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楠公像(なんこうぞう)の周りは連日国内・海外からのお客様で大賑わい。そんな像横の「売店くすのき」の脇を通って・・・・

 

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クロマツやクスノキが植えられた緑々とした芝生の広場を抜けます。

 

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車通りの多い「内堀通り」の横断歩道を渡ると、もう二重橋は目の前!皇居の深い森にそびえる「伏見櫓」が目印です。今回は二重橋へは向かわず、右折して大手門方面へ向かいます。

 

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すると視界に飛び込んでくるのは、左手にクロマツ林、そして右手には丸の内のオフィスビル群。皇居前ならではの光景ですね。

 

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そのまま直進していくと、右手に見えてくるのは幅約70メートルの行幸通り。皇室の公式行事や、外国大使の信任状捧呈式などに使われる由緒ある通りです。そんな行幸通り中央下に小さく見えている赤い建物をカメラでズームしてみると・・・

 

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昨年の2014年12月に開業100周年を迎えた東京駅舎の姿がありました。内掘通りから撮影する際は、信号が赤になって車の往来が止まる時がシャッターチャンスですよ。是非狙ってみてください。

 

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内堀通りから東京駅舎の撮影を楽しんだ後は、進行方向へさらにまっすぐ進みます。大型のバスが停車しているのは桔梗門広場。全国各地から、皇居内で奉仕活動をされる奉仕団の皆さんを乗せてやってきています。

 

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桔梗門広場を後にさらに進むと、ようやくお目当ての景観に辿り着くことができました。楠公レストハウスから出発し、ここまでの所要時間は約15分ほど。こちらが皇居外苑を訪れた際是非ご覧頂きたい、「櫓の城郭美」です。

さて、皆さんはこの写真の中に、いくつの歴史遺構を見つけられますか?

正解はこちら!赤色は富士見櫓、青色が桔梗門、黄色が桜田二重櫓です。

江戸城には当時19の櫓が存在しましたが、現在では、先ほどご紹介した二重橋の伏見櫓(ふしみやぐら)、そして上写真の桜田二重櫓(さくらだにじゅうやぐら)と富士見櫓(ふじみやぐら)の3基のみです。

 

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櫓は戦略的には、「石落し」(石垣よりはみ出た出窓部)や鉄砲、矢用の「狭間(ざま)」などを備えています。

桔梗濠の水面に写る桜田巽櫓から桔梗門、富士見櫓を望む景色は、周りの深い緑の中に白壁が際立って絶景と言えるのではないでしょうか。

「自分歩きマップ」 「自然歩きマップ」には、こうした江戸城跡の史跡の紹介や、四季の移ろいが感じられる自然情報が多く掲載されています。

散策マップを片手に、たくさんの魅力に溢れた皇居の秋を楽しまれてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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