美しいアーチ型の石橋・竹橋のご紹介
東京は本日も朝からぐんぐんと気温が上昇し、昨日に続いて厳しい暑さとなりそうです。
帽子、水筒を持って熱中症対策を万全に、皇居外苑散策をスタート!
大手濠、平川濠を見ながら内掘通りを北へ向かうと見えてくる石造りの美しいアーチ橋、「竹橋」。
現在は竹橋交差点と千鳥ヶ淵交差点を結ぶ公道の一部となっていて、車通りの多い場所です。
実はこの竹橋、徳川家康が関東に入国する以前から存在していたといわれています。名の由来は諸説ありますが、竹を編んで渡した橋だったからとの説もあるようです。
竹橋を渡ってすぐ、少し小高くなっている場所に、「竹橋御門」の門跡石標を見つけました。「竹橋門」は内曲論15門のひとつで、現在の竹橋駅の側に建てられていました。
石垣と木々に囲まれたこの場所は静かで木陰も多く、ベンチもあるので一休みに最適。風の音やセミの声に包まれて、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
平川濠、竹橋、毎日新聞社ビルなどを一望することもできますよ。
現在のアーチ型の橋は大正15年に架設され、平成5年3月には周辺景観との調和や補強の為に改修しました。
その際白・黒・桜のみかげ石を使用して、装いを新たにしたとのことです。
道路を渡って反対側、以前ご紹介した清水濠まちかど庭園からも竹橋の全体をご覧頂けます。
竹橋は1878年(明治11年)8月に、西南戦争の論功行賞と減給に不満を抱いた近衛兵260余名による反乱「竹橋騒動」が起きた場所としても知られています。
皇居外苑は散策すればするほど、様々な歴史の舞台が発見できる特別な場所。至るところにベンチや木陰があるので、十分に休憩を取りながら「歴史さんぼ」を楽しまれてはいかがでしょうか?
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