高台に位置する半蔵門のご紹介
関東地方の梅雨明けが発表されてから、早3日。本日東京は最高気温が35度まで上がり、今年初の猛暑日となりました。
写真は楠公レストハウスから出発し、祝田橋、桜田門を通り坂を登ったところで撮影した一枚です。美しく広大な桜田濠に、目を奪われました。
桜田濠を西へ進むと、遠方に半蔵門が見えてきます。半蔵門は皇居を取り巻く8つの外郭門の中で最も高台(標高32.5m)に位置する門です。江戸時代は戦略上、本丸の背面を守る城防備の搦手(城の裏門)としての役割を担っていました。
内掘通り界隈の喧騒とは対照的な、静寂な雰囲気を醸し出す半蔵門。両側の小土手には高さを揃えた背の低いクロマツが植えられており、後方の皇居の森へと繋がっています。
江戸城の偉大な遺構を残す皇居・皇居外苑は、緑に恵まれ、夏の散策に嬉しい木陰もたくさんあります。暑さ対策を万全に、江戸時代から現代へと続く、多くの史跡や遺構を尋ねてみてはいかがでしょうか?