東御苑汐見坂(しおみざか)のご紹介
今回は、皇居東御苑中央あたりに位置する「汐見坂」をご紹介します。
本丸と二の丸をつなぐこの坂は、一見なだらかに見えますが、実はかなり急なのです。一気に上ると息が切れてしまいそうなのでゆっくり進みます。
本丸と二の丸の高低さは約10メートル。汐見坂門(しおみざかもん)のあった場所までくると、白鳥濠を見下ろすことができますよ。
「遠くなり 近くなるみ(鳴海)の浜千鳥 鳴く音に汐の 満干をぞ知る」という詩も歌われている汐見坂。
その昔、今の新橋から皇居前広場の近くまで日比谷入り江が入り込み、この坂から海を眺めることができたそうです。現在はビル群と木々が広がっていますが、当時の人々が見たであろう景色を想像しながら坂を上るのも楽しいかもれませんね。
(※東御苑は月・金曜がお休みです。公開時間等は時期によって異なりますので詳細はこちらでご確認ください)
⇒ http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html