旧江戸城天守台跡のご紹介
皇居の東側に位置する東御苑。一般公開されているこちらの庭園で是非見学したいものといえば、江戸城天守閣跡ですね。かつて、室町時代後期の武将、太田道灌(おおたどうかん)によって1456年にこの地に築城された江戸城ですが、道灌の築いた城は簡素で小さかったのだそうです。
その後江戸城に入城した家康により大規模な城を含めた街づくりが開始され、1638年、三代将軍家光の代に江戸幕府の権威を象徴する、国内で最も大きな天守閣が誕生しました。
しかしその19年後、1657年に起きた明暦の大火(振袖火事)により天守閣は全焼してしまい、その後二度と再建されることはありませんでした。現在見られるのは台座部分のみです。
江戸時代も後期になると、庶民の間では花見や芝居などの娯楽が盛んとなりました。
皇居外苑楠公レストハウスでは、江戸の庶民が晴れの日のご馳走として作っていた行楽弁当を、江戸時代の料理書を参考に再現した「江戸エコ行楽重」としてお客様に提供しています。
東御苑で江戸時代の歴史に触れた後は、是非江戸の美味しい食文化もお楽しみください。