初夏の皇居外苑で自然散策
広大な桜田濠沿いを通って日比谷交差点に至る区間では、現在ユリノキの花が見ごろです。
チューリップの花の形に似ていることから、英名「チューリップツリー」とも呼ばれているそうです。黄緑色にオレンジの模様がアクセントの可愛らしい花ですね。
外周をぐるりと回って、竹橋方面へ。「清水濠まちかど庭園」近くでは鐘形の大きな花が特徴のアツバキミガヨランが、竹橋を背景に存在感を放っていました。
さらに外周を回ります。昭和36年に天皇陛下のご成婚を記念して造られた「和田倉噴水公園」の花壇には、パープル色が涼しげなサルビアの花が植えられていました。その後ろには小さく桜田巽櫓(さくらだたつみやぐら)の姿も見えます。
公園を出て内堀通り沿いを歩いて行くと、一休みに最適な木陰を作り出す松の林が広がっています。
その周辺にはサツキツツジやドクダミ、バナナの様な甘い香りが人気のカラタネオガタマが咲いていました。
ドクダミ
カラタネオガタマ
皇居外苑を散策される際は、歴史探訪はもちろん、花の観察も取り入れるとより一層楽しめそうですね!(写真は楠公レストハウス前の楠正成像)