新しい年を迎えて
可憐なスイセンの花達が皇居外苑の新春の足元を飾ります。清水門、半蔵門、千鳥ヶ淵付近、北の丸公園などで見られます。
千鳥ヶ淵の端、田安門の下にはハシビロガモが到来し、クルクルとお馴染みの様子で餌を獲る姿が見られるようになりました。
12月にはまだ樹上で見かけたツグミですが、年が明けて地上でよく見られるようになりました。(半蔵濠、北の丸公園、楠公レストハウス横など)
寒さの中にも、季節は少しずつ動いています。
こちらは皇居外苑のシンボルともいえる楠公像です。
全体のシルエットはお馴染みですが、うつむき加減の顔の表情に注目されたことはお有りでしょうか?
グッと力を入れた右手と馬の背を挟んだ足の緊張を、右下の角度からよくご覧いただくことが出来ます。
右手の握りこぶしと背筋にもご注目ください。見ている側まで緊張する一瞬を捉えています。何気なく見ている銅像ですが、その魅力は尽きません。
今年はこの銅像のように、皇居外苑のいろいろな側面をご紹介していきたいと思います。
歴史探訪、自然観察、江戸時代ゆかりの美味しい食事・・皇居外苑を様々な角度からお楽しみいただけますように。