12月の皇居外苑の風景
ケヤキやサクラなどの落葉樹が葉を落とし、冷気の中に凛とした皇居外苑の冬景色が戻って来ました。
馬場先堤塘の桜‘イチヨウ’は葉を落とした後に蕾をしっかりとつけ、春に備えて準備を進めています。紅葉時期が去り、殺風景になった皇居外苑ですが、目を凝らすと小さな季節の移り変わりを、たくさん見つけることが出来ます。
日比谷通りの今年最後のイチョウの黄葉をバックに馬場先濠の水鳥たちが水面で遊んでいます。
皇居外苑の「松の剪定」が始まりました。松が休眠時季の3月まで、広い芝生広場で職人さんたちが手入れをしている様子がご覧いただけます。皇居外苑では春の芽摘みはせず、この時期の枝抜きと芽の剪定、古葉の揉み上げを行っています。
14日夜降った霰(アラレ)や小粒の雹(ヒョウ)が、翌日早朝日陰の芝生一面に残っていました。
朝の冷え込みがきびしくなり、日陰の落ち葉には白い霜がたくさんついている様子がうかがえます。
この季節早朝の水たまりは凍っていることが多いので、来苑の際は足元には十分気を付けましょう。