「飛ぶ宝石」カワセミ
御苑の南西部・閑院宮邸跡庭の池にカワセミが訪れています。
カワセミは背のコバルトブルーが大変美しく、「飛ぶ宝石」と呼ばれる人気の野鳥です。
御苑では一年を通して出現しますが、ここ一月程は毎日かかさず確認されています。
カワセミのお気に入りのスポットは、池と築地塀の間にあるモミジの枝です。ここに留まって水中を覗き込み、獲物を狙っている様子がよく見られます。
狩りが成功すれば、池中央の島や州浜などまで運び食事を楽しみます。といっても、獲物が大きい場合は飲み込むのにも悪戦苦闘。その様子を国民公園協会のツイッター、インスタグラム内の動画でご紹介しています。
カワセミさんが、自分の体くらいありそうな大きなザリガニを四苦八苦しながら食べています。
途中でザリガニを落としちゃった時のあの顔がなんともせつない…笑
最後は無事にたいらげてドヤ顔✨#京都御苑 #カワセミ #飛ぶ宝石 #kyotogyoen #kingfisher pic.twitter.com/7KBfJhTJ9a
— 京都御苑 広報 (@gyoen_info) February 4, 2020
体形は、くちばしが長い割に首や脚、尾羽は短くずんぐりしています。
また、枝に留まっている時等にしゃっくりのような上下運動をする習性があり、
その見た目と動きにはなんともいえない愛嬌があります。
水面近くを直線飛行する際には、「チー」や「ビビビー」と高くて鋭い声で鳴き、建物内や敷地の外にいてもカワセミがいることに気が付きます。
苑内はウメが見ごろです。観梅にいらした折りには是非閑院宮邸跡にお立ち寄り頂いて、美しくかわいらしいカワセミの姿をお楽しみ下さい。