秋のたより2
・ジュウガツザクラ(出水の小川東、宗像神社北)
10月の開花以来、ゆっくりとしたペースで花を増やしていましたが、ようや
く見ごろ近くになってきました。秋空を背景にした八重咲きのサクラは、
春に観るサクラとはまた違った印象に映ります。冬の間も断続的に咲き続
け、例年3月~4月まで ご覧いただけます。
・サザンカ(閑院宮邸跡庭、西園寺邸跡、縣井、児童公園他苑内各所)
徐々に開花が進んでいます。白花、紅花、淡いピンクの花、一重や八重咲き
など、様々な色形が楽しめます。生垣にもよく使われ、苑内各所で多く目に
することできます。
イチョウやエノキ、ムクなど大木の黄葉も目立つようになりました。
御苑南西部・閑院宮邸跡庭の大きなエノキには真っ赤に色づいたツタが絡み、2色のコントラストが楽しめます。
閑院宮邸跡玄関のスロープに立てば、独特な形をした大きなアオギリの葉を頭上にご覧いただけます。
他、清水谷家の椋(御苑西部・蛤御門の東)、一條邸跡のオオイチョウ(御苑北西部・乾御門東)、凝華洞跡のオオイチョウ(京都御所・建礼門南の東側)等も色づきが進んで来ました。
サクラやモミジの紅葉も目立つようになってきましたが、全体が色づき落葉しているものあれば、まだ青々としてるものなど場所によって差があります。これからの季節は毎日風景が変化しますので、こまめに足をお運び下さい。
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