6月花ごよみ
・タイサンボク(乾御門東、児童公園休憩所東)
御苑北西部でひときわ大きな白い花を咲かせているのがタイサンボクです。
北アメリカ原産・モクレン科の常緑高木で、花の直径は15㎝から25㎝程にも
なる国内最大級の花です。
花が大きければ、当然蕾もボリュームがあります。苑内では低い位置にも
花をつけるので、チャンスがあれば目の前でご覧下さい。
甘い香りもお楽しみ頂けます。
・アジサイ(間ノ町口北西、拾翠亭西、閑院宮邸跡庭、仙洞御所東、児童公園
他苑内各所)
梅雨入り間近か?と思わせる最近の気候ですが、苑内のアジサイは徐々に咲
き始めています。間ノ町口北東、拾翠亭西にあるベニガクは既に見ごろに達
しました。時間の経過と共に変化が楽しめる種ですので、是非こまめにご覧
になって下さい。
他、出水広場北の セイヨウアジサイが良く咲きすすみ、お勧めです。
・ナツツバキ(染殿井)
京都迎賓館の東(北寄り)に位置する染殿井で先頭を切って開花しました。
まだ花数はわずかですが、これから次々咲き始めるのが楽しみです。
近々開花が期待されるのが、中立売御門東案内板北、児童公園、母と子の森
等です。
・センリョウ(児童公園)
センリョウと言えば冬に紅く色づく実の印象が強いですが、花はこ
の時期に咲きます。咲く言っても花びらやガクすらなく、小さな粒
のような黄緑色の雌しべと、その側面から白っぽい雄しべが出てい
る様子を茎の先に見ることができます。
児童公園休憩所東のタイサンボクの南隣に植栽されていますので、
大きさも形も対象的な2種の花をご覧下さい。
・キョウチクトウ(寺町御門北東)
・ナンテン(染殿井、閑院宮邸跡庭他)
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