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拾翠亭と百日紅 

季節の花

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京都御苑の夏の風物詩、サルスベリの花が咲きだしました。
百日紅はその名のとおり長い間花を咲かせ、また樹皮がスベスベしていることから、猿滑とも書かれます。京都御苑ではあざやかな紅色の花が多く見られ、フリルのような花びらが枝先にまとまって咲く姿は、花の少ない真夏に大変華やかです。
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拾翠亭の百日紅は、九條池に背景にして広縁や2階の欄干越しに見るポイントがお勧めです。また、満開の頃、高倉橋から拾翠亭を見るポイントは定番です。
拾翠亭は、藤原鎌足を遠祖とした藤原北家の流れをくむ九條家の別邸です。お茶会や歌会などに使用され、九條池では舟遊びなどが行われたようです。広間と小間の二つの茶室があり三畳中板の席の床柱は興味深いことに百日紅の曲げ木が使用されています。
連日猛暑日の続く京都御苑ですが、拾翠亭で真夏のひとときを過ごしてみませんか。
毎週木曜日から土曜日9:30~15:30に公開しています。
御苑内は木陰が多いので比較的涼しいですが、暑さ避けを兼ねて、西側にある閑院宮邸跡収納展示館へもおこしください。11:00と15:00に、歴史や自然についてミニガイドを行っています。
8月16日(木)は、五山の送り火が行われます。京都御苑では、町明かりが気にならず大文字の鑑賞が出来ます。ちょうど拾翠亭の公開日(9:30~15:30)になりますので、ぜひお立ち寄りください。

 

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