新春花だより
新しい年を迎え10日が過ぎました。冬本番、という時季のはずが過ごしやすい日が続いていますね。暖かな冬の影響でしょうか、苑内で最初に咲く紅白の梅(出水の小川北の紅梅、宗像神社北の白梅)は既に7分咲き~見ごろで、甘い香りを漂わせています。
これら早咲きの梅は例年、年明けから2月初旬頃の間に開花していましたが、この冬は12月初旬~中旬に咲き始めました。他では梅林で10本程、堺町休憩所北の白梅、間ノ町口北の紅梅も開花しています。
(写真:出水の小川北 紅梅)
早咲きの梅とほぼ同時期に、ソシンロウバイも開花しました。葉がたくさん残った状態で咲いたので、花に気づかず通り過ぎる来苑者も多かったようです。
現在は落葉がすすみ、かわいらしいランプシェードのような花とまんまるの蕾を目の前でご覧いただけます。
ソシンロウバイは宗像神社北、出水の小川北、出水の小川やや南寄り(出水の小川駒札そば)の3カ所に植栽されています。
年末には児童公園北のロウバイが開花し、少しずつ花数を増やしています。ロウバイの花はソシンロウバイと比べやや小ぶりで、花の中心部が暗紫色なのが特徴です。
こちらは樹高がやや高いので、枝の下に立ちじっくりと見上げて花を探してみて下さい。そして頭上からふんわりと、甘い香りを感じて頂けると思います。
樹木にもよりますが、この冬は例年に比べ開花が2週間から1カ月程早いようです。これから春にかけ咲く花々も、予想以上に早い開花となるかもしれません。是非御苑に足を運んで、日々の変化を観察されてはいかがですか?