秋の自然教室
11月29日(日)、秋の自然教室が行われました。親子での参加が多く賑やかな雰囲気の中、139名の方にお集まりいただきました。
今年も石薬師御門前に集合、6名の講師による解説が行われ、深まる秋の景色と共に自然観察を楽しみました。
バッタが原できのこの観察です。「ここだけで10種類以上のきのこがありますよ」との呼びかけに、足元を丁寧に探します。カニの爪にそっくりな「カニノツメ」、法具の三鈷杵に形が似ている「サンコタケ」、ツバの部分が裂けている「サケツバタケ」、ヒトの脳みそのような皺のある「ノウタケ」等々…。きのこの名づけの理由に、ひとつひとつ納得です。
写真はホコリタケの仲間、ノウタケの成菌と老菌を比較している所です。講師が老菌を突くと胞子が煙のように舞いあがり、驚きの声があがりました。
野鳥ではセグロセキレイ、ハクセキレイの違いを観察した後、バッタが原で同じセキレイの仲間、ビンズイに遭遇しました。 フィールドスコープで早速観察します。尾羽を上下にゆっくり振る様子に、参加者から「愛らしいなあ」という声が聞こえてきます。
(写真:ビンズイ)
さらに混群(異なる種の野鳥が混ざった群れ)が現れ、講師から詳しい解説が行われました。シジュウカラやコゲラ、エナガ他、様々な野鳥との出会いを楽しめたひとときでした。
「京都御苑自然教室」は春夏秋冬、年に4回開催しています。詳細は京都御苑ニュース、苑内ポスター、ホームページ等で随時お知らせしています。初めての方もどうぞお気軽に参加下さい。