夏のトンボ池一般公開
8月7日~9日の3日間、夏のトンボ池一般公開が行われました。連日35℃を超える猛暑にもかかわらず、合計361名の方々が自然との一期一会を楽しみました。
夏休みの親子連れ、毎回参加のリピーター、通りすがりの外国の方…。池際で釘付けになり、何を観察しているのでしょう?
夏のトンボ池での楽しみは、モリアオガエル幼体との出会いです。春の公開時には樹上に産み付けられた卵塊が観察できましたが、そこから生まれたオタマジャクシが続々カエルに変態しています。
まさに上陸したばかりの、オタマジャクシの尾が残る姿も観察できました。何となく原始的な風貌に、多くの参加者が見入っていました。
そして今年は当たり年なのでしょうか?公開日に合わせたかの如く、成体のカエルも数多く出現しました。模様もポーズも表情も様々。愛嬌ある姿を次々と披露してくれました。
一方生垣側では、参加者が何やら熱心に見上げています。
近づくとアラカシの樹上、地上2.5メートル程の位置にもモリアオガエルがいるではありませんか!
木登り上手な森に暮らすカエルですから、これが本来の姿かもしれません。しかし普段カエルを見下ろすことはあっても、見上げる機会はほとんどないでしょう。
「こんな面白い出会いがあるから、毎回来るのが楽しみなんです。」と皆さん珍しい角度からの観察に夢中になっていました。
次回公開は来年度、新緑の時期を予定しています。詳細は決定次第お知らせ致します。