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梅雨の花

京都御苑の見どころ

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 梅雨入りし、しとしとと降り注ぐ雨に色とりどりのアジサイなどの花が鮮やかさをまして苑内を彩っています。乾御門東にあるタイサンボクの花は直径が20cmほどもあります。上向けにつけたお椀形の大輪の白い花や、分厚くて光沢のある大きな葉は迫力があります。また花からは甘い芳香がします。蕾もあるので、花や香りがまだ楽しめそうです。

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 拾翠亭入口にあるボダイジュの花です。こちらの花はタイサンボクと比べると本当に小さいですが、面白い花の付き方をしています。葉っぱのように見えるヘラ状の苞(ほう)と呼ばれる部分から垂れ下がって淡黄色の小花が無数に咲いています。ボダイジュは、中国原産で 寺院などによく植えられています。釈迦が悟りを開いたとされるボダイジュはクワ科のインドボダイジュという別物になります。中国や日本では生育が敵さないためシナノキ科のボダイジュを葉が似ていることからインドボダイジュに見たてたとされています。

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 閑院宮邸跡庭園のガクアジサイです。青紫系のものと白色系が植栽されています。品種改良によって、さまざまな色の花がつくりだされ、セイヨウアジサイも本種からつくられた園芸品種です。雨粒で濡れた大きな葉や花々が引き立って、思わず 足が止まり見入ってしまいます。

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