花だより2
日中の気温がぐんと上昇し、「黒木の梅」が一気に見ごろを迎えました。力強くも柔らかな花を写真に納めようと、近所の方や観光で立ち寄られた方々で大変賑わっています。
開花を心待ちにしていたのは人間だけではなかったようです。成虫で越冬していたテングチョウが蜜を求めやってきました。花から花へと軽やかに飛び交い、春の訪れを喜んでいるかのようです。
メジロも度々、群れをなし吸蜜に訪れます。梅の紅色にメジロの緑が映え、実に春らしい美しさを醸しだします。
これに青空が重なるとその鮮やかさは見事に引き立てられ、観梅が何十倍も楽しくなります。
一本の木から紅白の花を咲き分ける品種「おもいのまま」も見ごろです。
遠目に見ると隣り合う紅梅・白梅が重なっているように言えるかもしれませんが、幹に近い枝を見るとそうでないことがはっきりわかります。2色あるというだけで、随分と雰囲気が華やぐものですね。梅林で観賞いただけます。
見ごろを逃さぬよう、是非ご来苑ください。