秋の気配が徐々に深まり、園内の木々も少しずつですが、色づきはじめてきました。
本日は、温室担当のスタッフが温室のみどころをご案内する、月1回恒例の大温室鑑賞教室を開催しました。

大温室はエントランス、7つのエリアと特別室、エントランスから続く通路にそれぞれの特色ごとの植物が展示されています。鑑賞教室では、温室内をぐるりとまわり、みごろの植物や珍しい植物をご紹介します。

本日の注目ポイントは「ゴレンシ」です。ゴレンシは入り口からすぐ、人の身近にあり、親しまれている熱帯の花木や果実のなる植物を中心に展示している「人と熱帯の植物」コーナーにあります。星形の果実がなることから別名を「スターフルーツ」と言います。

東南アジア原産 カタバミ科の常緑樹で、温室のものは小さいですが、原産地では樹高が5∼10mにもなります。
現在は、ピンク色の1㎝ほどの花と3㎝ほどの実の両方をご覧いただけます。

ゴレンシは枝や幹から直接花茎を出すのが特徴で、原産地ではそのまま食べたり、ピクルスなどにすることが多いようです。今後熟してくると黄色くなってくるので楽しみですね。
今日はその他にホウカンボクの新芽や仏教の三大聖樹、小笠原コーナーでは絶滅危惧植物の話、そして、今月末から開催する洋らん展の話など、盛りだくさんの内容となりました。

【ホウカンボクの新芽】

【ブラックキャット】
ご参加の方々は珍しい植物や果実に、熱心にメモをとったり、撮影していました。
毎回、新しい発見がある鑑賞教室に参加してみませんか。
■大温室バックヤードツアー■
【日程】2019年11月22日(金)
【開始時間】13:30(所要時間45分程度)
【受付】大温室前(当日受付)で開始30分前より受付開始
【定員】先着20名程度
■「第31回 新宿御苑洋らん展」■

【日時】2019年11月26日(火)~12月1日(日)
9:30~15:30(閉館は16:00)※ただし最終日12月1日(日)の洋らん展示は15:00まで
【会場】新宿御苑内 大温室
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2019年11月14日 16:51