11月1日から15日まで皇室ゆかりの「菊花壇展」が開催されます。それに先駆けて、インフォメーションセンター内アートギャラリーでは『菊花壇解説展』を開催しています。
毎年たくさんのお客様が楽しみにされている菊花壇展は、明治11(1878)年に赤坂御所で催された皇室行事「菊花拝観」がルーツとなっています。明治37(1904)年からは展示会用の菊の栽培がはじまり、昭和4(1929)年には会場を新宿御苑に移して開催されました。
【明治37年開催の様子】
新宿御苑は昭和24(1949)年に国民公園として開放され、皇室ゆかりの菊花壇展をはじめて一般に公開しました。現在も宮内省時代の伝統的な展示様式を引き継ぎ、日本の古典菊の品種を維持しながら継続しています。
【昨年の様子】
アートギャラリーでは、菊花壇の歴史や各花壇の解説、大作り菊や懸崖菊の作り方などのほか、菊栽培専門のスタッフが1年以上かけて栽培している作業の流れをパネルでわかりやすく展示しています。
会場中央には、明治時代の栽培の日誌（実物）や明治・昭和初期の写真など貴重な資料の展示もあります。
また映像コーナーでは、上家作りから、竹の手摺り作り、菊の植え付けなど、菊花壇展で公開されるまでの様子をご案内しています。
「菊花壇展」をご覧になる前に、アートギャラリーで『菊花壇解説展』をご覧いただくと、「菊花壇展」をより一層お楽しみいただけると思います。ご来園の際は、ぜひご来場ください。
①新宿御苑菊花壇展
■日時：
令和元年11月1日(金)～11月15日(金) （期間中は無休）
9:00～16:00（閉門は16:30）
■会場：
新宿御苑内 日本庭園（東京都新宿区内藤町11）
■料金：
新宿御苑への入園料が必要です。（一般500円、65歳以上・学生（高校生以上)250円、小人（中学生以下)無料）
■内容：
皇室の伝統園芸を受け継ぐ「菊花壇展」を開催します。
②菊花壇解説展
■日時：
2018年10月29日(火)～11月17日(日) （期間中は無休）
9:00～16:30（最終日は15:00まで）
■会場：
新宿御苑インフォメーションセンター 1階アートギャラリー
■料金：
無料
■内容：
新宿御苑菊花壇展の魅力を分かりやすくご案内します。
2019年10月29日 14:09
