大温室観賞教室を開催しました!

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 温室担当のスタッフが、温室のみどころをご案内する大温室鑑賞教室を、本日開催しました。
 大温室は1年を通して、世界各地のさまざまな植物をお楽しみいただけるスポットです。
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 大温室に入れば、 熱帯地方特有のしっとりとした空気に包まれ、生き生きと成長した植物達が皆様をお迎えします。鑑賞教室では、魅力あふれる約1800種類の植物の中から、今の時期におすすめの植物の生態などをご紹介しました。
 エントランスを入って順路通りに進むと、人の身近にあり、親しまれている熱帯の花木や果実のなる植物を中心に展示されている人と熱帯の植物コーナーがあります。まず初めに、このエリアでひと際、存在感のあるサンジャクバナナについて紹介がありました。
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 サンジャクバナナは、背の低いタイプのバナナです。一度果実を実らせるとその株は枯れますが、株本に子株ができて次世代へとつながります。
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「バナナって草なの?樹なの?」っと疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。
バナナの幹に見えるものは「偽茎」といって、葉が巻き重なったもので、実はバナナは、草なのです!スタッフの説明に参加したお客様は感心したり、バナナの偽茎の断面をじっくり観察していらっしゃいました。 
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 次に小笠原コーナーでは、小笠原固有の植物についての説明がありました。
 小笠原に自生する大部分の植物は、現在、環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されています。台風の被害や、ヤギの食害、外来生物の持ち込み、媒体昆虫の減少など、さまざまな理由により個体数を減らしていますが新宿御苑では、神代植物園や、小石川植物園などと連携し、お互いに植物のバックアップをすることで、絶滅危惧種の保全に取り組んでいます。 
 
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 ほかにも、新宿御苑で開発したランやたいへん珍しい地植えのパフィオペディルム、8月20日から開催する食虫植物のネペンテスの注目ポイントなど、参加されたお客様は「解説を聞きながら見ると、すごく楽しいわ!」と笑顔が溢れる大温室鑑賞教室となりました。
 
 大温室では、温室スタッフによるツアーを定期的に開催しています。説明を聞くことで、いつもと違う視点で鑑賞できると、参加されたお客様からはご好評いただいております。次回はバックヤードツアーを開催します。お気軽にご参加ください。
 
◇開催予告◇
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■大温室 食虫植物展■
【日程】2019年8月20日(火)~9月1日(日)
【場所】大温室
【時間】9:30~18:00(8月20日)
    9:30~17:00(8月21日~)
 
■大温室バックヤードツアー■
【日程】2019年8月21日(水)
【開始時間】11:00(所要時間45分程度)
【受付】大温室前(当日受付)で開始30分前より受付開始
【定員】先着20名程度

2019年8月15日 15:44

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