新宿髙島屋にて都立新宿高校による『日本のマスクメロンの原点~新宿御苑とメロンのものがたり~』の展示を行っています

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 6月19日(水)から6月25日(火)まで、新宿髙島屋2階 JR口特設会場で、都立新宿高校生による『日本のマスクメロンの原点~新宿御苑とメロンのものがたり~』の展示を行っています。新宿髙島屋と都立新宿高校の共同企画「メロンフェア」の一環として都立新宿高校の学生が作成したもので、新宿御苑から情報提供協力をいたしました。
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 展示では、新宿御苑が明治時代は農事試験場だったことや、マスクメロンの誕生に大きく関わった福羽逸人について紹介されています。【写真:福羽逸人】
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 いまから約120年前の明治時代、新宿御苑は、国内外の農園芸の研究を行う国営の農業機関「内藤新宿農事試験場」でした。
 内藤新宿農事試験場では、西欧から近代農業技術を取り入れ、海外産の野菜や果物、樹木、花卉の収集・栽培や、ジャムやピクルス、缶詰などの保存・加工、養蚕、牧畜など近代農業の研究、人材育成、民間への普及などが幅広く行われていました。
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【写真:旧温室】
 農事試験場の中で、福羽逸人は果樹研究を行い、日本の果物の発展に大きな貢献をしました。
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【写真↑:当時御苑で作られていたメロンのホルマリン標本】
 メロンが日本に入ってきた当初は、日本の風土では栽培が難しく、ずいぶん試行錯誤したようです。しかし、明治25年(1892)に、日本初の加温式の温室が建てられると近代的な促成栽培が進められ、メロンやパイナップルなどの温室植物の収集と研究が盛んに行われ、現在のマスクメロンの原型が作られました。
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 6月21日(金)から23日(日)には、新宿高校の学生が夕張メロン特別販売会の販売応援に駆けつけます。新宿とゆかりの深いメロンを味わってみてはいかがでしょうか。
 
■夕張メロン特別販売会■
会期:6月21日(金)~23日(日)
会場:新宿髙島屋 地下1階 生鮮売場
※都立新宿高校の販売応援:各日午前11時~午後4時(予定)
 
■日本のマスクメロンの原点~新宿御苑とメロンのものがたり~■
会期:6月19日(水)~25日(火)
会場:新宿髙島屋 2階JR口特設会場

2019年6月19日 16:09

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