今日は、朝から初夏の太陽がキラキラと眩しく、園内の樹木のつくる木陰が嬉しく感じます。
本日は、大温室のバックヤードツアーを開催しました。
通常は非公開のバックヤード(栽培所)を温室担当の職員がご案内するツアーで、毎回たくさんのお客様にご参加いただいています。
ツアーでは、始めに大温室特別室の「オガサワラシジミチョウのプロジェクト」をご紹介しました。多摩動物園では、絶滅が心配されているオガサワラシジミチョウの飼育をしていますが、リスク分散のため新宿御苑の大温室でも飼育することになりました。
バックヤードでは、新宿御苑で作出された貴重な蘭や絶滅危惧種など様々な植物を栽培しています。栽培棟はAからH棟に分かれていて、それぞれの棟は日よけを変えたり、温度や湿度を調整して、それぞれ栽培している植物の自生地の条件に近づけるようにしています。天井についたファンの使い方やミストを撒くパイプの紹介もありました。
お客様は、時折スタッフにご質問をなさったり、熱心に写真を撮られたりして約40分間のツアーをお楽しみいただきました。
アンケートには「有意義な時間がすごせました。」「新宿御苑の取り組みを知ることが出来て良かったです。ガイドもおもしろかったです。」「なかなか見られないものを、たくさん見学出来てよかったです。」との感想をいただきました。
【写真↑:種から栽培中のオオオニバス】
今後も大温室バックガイドツアーを行っていきます。次の日程が決まり次第、このHPでご案内します。どうぞご参加ください。
2019年6月 6日 14:41