国民公園協会では、これまで新宿御苑における園芸文化の普及啓発事業において(公社)園芸文化協会と協働して、花市場や菊花壇鑑賞会などのイベントを行っております。

5月20日(月)の休園日に、園芸文化協会の園芸家の奥峰子さんに監修をいただき、夏季の花壇植栽に向けて、丸花壇と三角花壇の植え替えを行いました。



はじめに丸花壇において夏季の花苗の植え替えを行いました。

花壇中央はヒューケラを残し、新たに斑入りガウラ、ブルーサルビア、アフリカンマリーゴールド、ジニア、トレニア、カリブラコアを植栽します。

(写真↑:ヒューケラ)

(写真↑:ブルーサルビア)

(写真↑:ジニア)

(写真↑:トレニア)

(写真↑:カリブラコア)

丸花壇は植栽の目印になる角がないため、作業を進めているうちに植える花苗にばらつきが出やすいのだそうです。
そのため、最初にポールやロープなどを使って均等にエリアを分割し、あらかじめ花苗を分配しておくのが美しい花壇に整えるポイントです。

今回は残したヒューケラを目印に花壇を三等分、さらにそれぞれを半分にして、全部で六つのエリアに分けました。
作業する足の踏み場がなくならないよう、奥から手前の順番に植えてゆきます。奥行きが感じられるよう、草丈の大きくなる花を奥に、小さい花を手前にバランスよく配置します。
場所が決まれば植えこみ作業です。今日は日差しが強いため、苗の根が乾かないように気を付けました。

外側扇形のエリアにはアフリカンマリーゴールドを植栽します。花色は黄色とバニラの二色。花壇全体のバランスを考えながら、花苗を配色よく並べます。

まずはバニラ、続いて黄色の花苗を植えました。数が多く目立つ黄花の中に、バニラカラーの花がアクセントになるようにデザインされています。

(写真↑:アフリカンマリーゴールド 黄色)

(写真↑:アフリカンマリーゴールド バニラ)

次に三角花壇へ移動して、夏季の花苗の植え替えを行いました。


外側の三角エリアには中央にドラセナ コンシンネ ホワイボリーを配置し、周囲にアゲラタム、ピンクベゴニア、マリーゴールドのサファリを彩りよく植栽しました。

(写真↑:ドラセナ コンシンネ ホワイボリー)

(写真↑:アゲラタム)

(写真↑:ピンクベゴニア)

(写真↑:マリーゴールド サファリ)

中央の丸いエリアにはドラセナ コンシンネ レインボー、外側をふちどるようにアフリカンマリーゴールド サファリを植えました。
空いているスペースには新宿ゆかりの江戸東京野菜・内藤とうがらしを植栽する予定です。

これからの植物たちの生長をどうぞあたたかく見守ってくださいね。
2019年5月20日 17:00