お茶のお点前の体験イベントを開催しました  

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 今日は春のようなぽかぽかと暖かな日差しが出ており、ご来園されたお客様の中には羽織っていたコートを脱いで、散策を楽しまれているお客様もいらっしゃいました。
 日本庭園の梅林の中に佇むお茶室・楽羽亭で、本日2月16日はお点前の見学イベントを開催しました。
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 普段、楽羽亭では立礼席での呈茶のみを行っておりますが、本日は特別にお点前をご覧いただけます。
 
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「いつもとは違う雰囲気の中、お茶を楽しめて良い体験になりました」とお客様。
 凛とした空間の中、お湯の沸く音や茶せんでお茶を点てる音のみが響き、参加されたお客様達の姿勢も自然と正されます。
 
 お抹茶と一緒にお楽しみいただけるのが、季節の和菓子。和菓子は四季折々の気候を感じることができるとても趣深いお菓子です。2月という事で、同じ株から2色の花が咲き分ける梅や桃の花色を表現した「さきわけ」と、雪の美しさを表現した「雪餅」がお抹茶に彩を添えました。
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 茶菓子の上品な甘さとお茶のまろやかな深みのある味わいがいっそう引き立ちます。
 体験されたお客様も、たいへん喜んでいらっしゃいました。
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 楽羽亭は、新宿御苑の日本庭園内にある優美な茶室です。木の香り漂う純日本的な建物と洗礼された庭先は格調高く、落ち着いた雰囲気の中で茶事をたしなむことができます。
 小間(4畳台目)、広間(10畳)、立礼席(30席)の3つの部屋があり、貸出しも行っております。
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 新宿御苑が皇室庭園であった明治39年(1906)ごろに建設されました。当時の日本庭園には鴨場があり、楽羽亭は皇室の休憩所として利用されていました。楽しそうに鳥たちが羽ばたいてゆく姿をイメージしたのが名前の由来となっています。昭和20年(1945)の空襲で焼失しましたが、昭和62年に復元されました。
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 これからの季節、楽羽亭のまわりでは、ウメがどんどん咲き始めます。
 お茶と花、日本文化に触れられた一日となりました。

2019年2月16日 15:57

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