開園間もない時間は気温が約10℃と低く、ひやりと冷たい空気ですが、ときおり雲間から顔をのぞかせる太陽の光はぽかぽかと暖かなぬくもりを与えてくれます。
本日2018年12月8日(土)~12月9日(日)の2日間、特別企画「新宿御苑の自然と樹木のふれあい展~御苑の剪定木材をリサイクルしたグッズ作り~」イベントを開催いたします。
会場となるサービスセンター前の特設ブースでは、国民公園協会の植生班職員が講師を務め、新宿御苑の庭園の魅力をわかりやすくご紹介するほか、園内の剪定木材や菊花壇展で使用された竹をリサイクルしたオリジナル木工グッズ作りを行いました。
今回、作成できるオリジナル木工グッズは、ペンダント、鍋敷き、ペン立て、コースター、一輪挿しの中から作りたいグッズを決めて工作スタートです!!
資材に使用されている木材は、今年の夏に台風の影響で折れてしまった枝を使用しています。種類は、モミジバスズカケノキ、ヒマラヤスギ、カジノキ、サルスベリ、コナラ、イチョウなどです。
「何を作ろうかな」「この木、すごくいい香りがするから、これを使ってみよう」お気に入りを選ぶため、皆さん真剣に選んでいらっしゃいました。
工作スペースでは、選んだ木材にペンでメッセージやイラストを書き込めます。木のペンダントは、お子様たちに大人気で、お名前やキャラクター、お花などたくさんの色を使いカラフルに仕上げていました。
奥様方に大人気の鍋敷きは大きさや形も様々で、木を見比べてはお家の鍋に合うサイズを見つけていらっしゃいました。
竹の輪切りを組み合わせて好きな色の毛糸で結べば、好みの大きさの鍋敷きも作れますので、挑戦してみてはいかがでしょうか?
葉っぱのメッセージコーナーでは、タラヨウ(多羅葉)という木の葉っぱを使って、紙のように枝のペンでメッセージを書く体験ができます。時間がたつと葉っぱは茶色くなってしまいますが、文字はしっかり残ります。
「今日の思い出にメッセージの交換しよう!」とお友達同志で葉っぱメッセージ交換をする場面もありました。
新宿御苑の庭園管理を紹介するコーナーでは、植生班の作業をご紹介したパネルや日ごろ使用している芝刈り機やスイーパーという車両を展示しています。普段乗ることのできない車両に体験乗車できますので、スタッフになりきって記念撮影はいかがでしょうか。
多くのお客様が興味を持たれていたのが、園内で採取された本物のスズメハチの標本やカラスの巣の展示です。
「スズメバチ巣が、1年でこんなに大きく作るなんて驚きました」「カラスの巣がこんなに芸術的なんて知らなかった」など、感想を頂きました。
その他、園内のスズメバチ駆除で実際に使用する防護服やハチトラップの展示も行っています。
植生班は日頃より、快適で安全な庭園を目指し、新宿御苑の芝生や草地、樹林地の維持管理を行っています。また、今日に受け継がれてきた御苑の歴史や文化を基調とした、貴重な自然遺産である豊かな自然環境資源の保護育成と循環利用に取り組んでおります。
本イベントも大変に好評で、多くのお客さまにご来場いただきたくさんの笑顔がこぼれる1日となりました。遊びに来て下さったみなさま、本日はありがとうございました!
明日も引き続き、剪定木材のリサイクルグッズ作りイベントを開催いたします。新宿御苑にご来園の際には、ぜひイベント会場にもお立ち寄りください。

■イベントチラシのダウンロードはこちら
【 PDFファイル [992KB] 】 ・ 【 JPEGファイル[1,090KB] 】
【日時】2018年12月8日(土)、12月9日(日)
10:00~15:00
※新宿御苑の入園時間は9:00~16:00(16:30閉園)
【場所】サービスセンター前の特設ブース
※雨天時はレストハウス
【内容】
★木工グッズを作ろう
園内の剪定した木材に絵を描いて、ペンダントやコースターなどオリジナルグッズを作ってみよう!
★展示コーナー
新宿御苑の歴史や庭園の魅力を写真やパネルでわかりやすくご紹介します!
【対象】どなたでも自由に参加いただけます
【参加費】無料※入園料別途必要(一般200円、小・中学生50円、幼児無料)
【参加方法】当日受付(予約は不要です)
【お問い合わせ】
国民公園協会新宿御苑
〈TEL〉03-3341-1461(新宿御苑の開園日9:00~17:00)
2018年12月 8日 15:42