2017新宿御苑フォトコンテスト特別イベント「新宿御苑 写真教室『皇室ゆかりの伝統行事 菊花壇展を撮影しよう!』」を11月27日(火)に開催し、20名の方にご参加いただきました。
新宿御苑フォトコンテスト審査員を務めるプロカメラマンの木村正博先生と岡本洋子先生を講師にむかえ、紅葉の色づきすすむ園内を巡りました。
写真を通して新宿御苑の魅力を発見する、新宿御苑フォトコンテスト。全国各地の幅広い世代のみなさまにご参加いただき、平成3年(1991年)のスタートから今年で28回目をむかえます。
四季折々の庭園風景や花、樹木、生きもの、人と自然のふれあいなど、さまざまなテーマで御苑の魅力をとらえた作品が毎年、入賞しています。
まずはじめにインフォメーションセンターに集合し、今日の新宿御苑の撮影環境や注意事項などの説明の後、さっそく園内撮影に出発しました。木村先生チームと岡本先生チームの2班に分かれ、新宿門付から母と子の森エリアを巡ります。
今日の天気は晴れ。気温も高くぽかぽかとあたたかな撮影日和となりました。新宿門近くのモミジは黄緑、黄色、オレンジ、赤のグラデーションがまるでパッチワークのような彩りです。
(写真:今日の紅葉の撮影ポイントを解説)
「自分で動き回りながら良い画面を探してみましょう」「正面だけでなく思い切り見上げて撮ってみても良いですよ」「一枚で主役になる綺麗な葉っぱを見つけてあげてくださいね」などなど。講師のアドバイスを参考にしながら、みなさまそれぞれにカメラのファインダーを向けていらっしゃいました。
(写真:見上げてパチリ)
続いて母と子の森へ向かいました。
母と子の森は都会に暮らす子どもたちが自然に親しめるよう、武蔵野の雑木林を模した自然観察フィールドで、ラクウショウの森や水辺など多様な環境が楽しめるのが魅力です。
(写真:ラクウショウの森)
(写真:逆光での撮影ポイントを解説)
被写体の選び方やフレーミング、光の取り入れ方、カメラ機能の使い方など、参加者の方によって興味のあるテーマもさまざま。和気あいあいと交流しながら、皆さまそれぞれに作品づくりを楽しんでいらっしゃいました。
(写真:プラタナスの白い幹とのコントラストも鮮やかなツタ)
お昼はレストランゆりのきにてエコクッキングランチをいただきました。
「磐梯山ジオパークカレー」「エコオムライス」の2種類から好きなメニューを選びます。
エコクッキングとは、環境のことを考えて「買い物」「料理」「片づけ」をすることです。食べものを無駄なく使ったり、ガスや電気、水を大切にする、ゴミを減らすなど、私たちの暮らしのなかでも取り組める工夫がたくさんあります。
レストランゆりのきの山中シェフの解説を交えながら、美味しくいただきました。
国民公園協会では普段より、新宿御苑内のレストランゆりのき、カフェはなのきで、エコクッキングと、江戸東京野菜や東京産の食材を使った、環境に優しいメニューづくりに取り組んでいます。
午後の撮影会では、モミジの紅葉の色づきすすむ日本庭園と、イチョウの黄葉や秋咲きの桜がみごろをむかえた風景式庭園に向かいました。
(写真:日本庭園)
(写真:日本庭園)
(写真:風景式庭園)
最後はレクチャールームに戻って、これまでのフォトコンテスト入賞作品の鑑賞会と、本日の写真教室のまとめと質疑応答を行いました。
まとめの時間では、講師の先生たちから「自分のフィールドを持つこと。そして出かけるときはぜひカメラを持つ習慣をつけてみましょう。ご自身のカメラに慣れることと、毎日コツコツと撮影を続けることが上達につながりますよ」とのアドバイスがありました。
参加者の方からは「実習と講義の両方が受けられたので大変勉強になった」「撮影場所やテクニックなど教えられることが多かったです」「お昼を挟みながらゆったりと集中できるプログラムでとても良かったです。エコクッキングランチもとても美味しくいただきました」といった感想を寄せていただきました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
2018年11月27日 17:00